反応型けい酸塩系表面含浸材の淡水魚を用いた安全性の確認
水中生物を用いた安全性の確認試験(薬液滴下観察試験)
水中生物を用いた安全性の確認試験(薬液滴下観察試験)
1. 試験概要
反応型けい酸塩系表面含浸材の施工時に河川等に流失した余剰液、洗浄水が、水中生物に悪影響を与えないことを、水中生物(淡水魚)用いた薬液滴下観察試験で確認した。
2. 試験材料
表面含浸材
反応型けい酸ナトリウム系表面含浸材:L-OSMO反応型XP(標準塗布量400 g/㎡)
水中生物
淡水魚:金魚
3. 試験方法
水槽に水道水を満たし、金魚を5匹入れ少し時間を経過させ馴染ませたところで【L-OSMO反応型XP】を10倍に希釈した液体を加え様子を観察した。
4. 試験結果
①【L-OSMO反応型XP】10倍希釈液滴下後の金魚の状況
→異常なし、元気に泳いでいる。
②3時間経過後の金魚の状況
→異常なし、元気に泳いでいる。
【L-OSMO反応型XP】の希釈液による、淡水魚(金魚)への悪影響は確認されなかった。
試験に使用した薬剤の量は、実際の施工現場での洗浄水の濃度よりもはるかに濃いものであるので、環境に与える影響はさらに少ないと思われる。
※施工要領の通り【L-OSMO】シリーズ施工の際は、仮設養生し余剰液・洗浄水の流出防止対策をお願いします。