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反応型けい酸塩混合型表面含浸材を路面へ適用した場合の安全性
すべり抵抗試験(コンクリート舗装路面)

すべり抵抗試験(コンクリート舗装路面)

1.試験概要

反応型けい酸塩混合型表面含浸材が、コンクリート舗装路面の通行の安全性を阻害しないことを、反応型けい酸塩混合型表面含浸材を塗布したコンクリート版のすべり抵抗試験により確認した。


 


 


 


2.試験体

基板


モルタル基板 普通ポルドランドセメント使用


配合   :水セメント比(W/C)= 44 %


寸法   :角柱400×400×50 mm


スランプ :6.5 cm


曲げ強度 :4.9 N/㎟


打設面  :刷毛目仕上げ


表面含浸材


反応型けい酸塩混合型表面含浸材:L-OSMO反応型SG(標準塗布量200 g/㎡)


(けい酸リチウム・けい酸ナトリウム・けい酸カリウム配合)



 


 


 


3.試験方法

コンクリート版を再現した基板打設後7日間経過後に【L-OSMO反応型SG】を標準量塗布し、塗布後14日間経過後にDFテスターを用いて動的摩擦係数の測定を行った。無塗布の試験体には【L-OSMO反応型SG】と同量の水を散布した。測定は基板1枚につき3回実施した。



 


 


4. 試験結果

動的摩擦係数測定結果(3回の測定値の平均)を表1示す



 


反応型けい酸塩混合型表面含浸材【L-OSMO反応型SG】の無塗布・塗布で動的摩擦係数に大きな差異は見られなかった。


本試験に用いたコンクリート舗装を想定し作成したコンクリート版は、【L-OSMO反応型SG】の無塗布・塗布それぞれで路面新設時のすべり摩擦係数の評価値(案)(参考資料 表2)を満足していた。


反応型けい酸塩混合型表面含浸材が、コンクリート舗装路面の通行の安全性を阻害することはないと思われる。


 


※含浸しきらず表面に残存した薬剤の洗浄は必要です。


※施工要領の通り【L-OSMO】シリーズの塗布後は、高圧洗浄、デッキブラシ等で塗布面の残存薬剤を洗い流してください。


 


【参考資料】



 


 


 


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